更新日 : 2013-10-10 07:36:53
カテゴリー : 機能カテゴリーアイコン 発信・生産 用途カテゴリーアイコン 繊維

環境にやさしい紡糸のしくみ

なにがすごいの?

マユをつむいでいる最中のカイコ  体内に蓄えてある液体の絹タンパク質を吐糸口という組織を通すことで糸に作り変え、マユをつむいでいきます。
人間が作る繊維(ナイロンや、ポリエステルなど)は、石油を原料として化学工場で合成されます。
そのときに、高い温度にしたり高い圧力をかけたりするなど多くのエネルギーを使っています。

ところが、カイコやクモは高い温度や圧力をかけずに、いとも簡単に糸を作り出してしまいます。

どうやって役立てるの?

カイコやクモが糸を作る仕組み(原料や、繊維化のプロセス)を解明し、化学繊維の合成方法に反映させることで、より環境にやさしい方法で繊維が作れるようになるかもしれません。

どんな研究をしているの?

絹タンパク質がどのようにして液体から個体の繊維に変わるのか、そのメカニズムの解明を進めています。

どんな技術開発ができるの?

カイコの吐糸口をまねたノズルを作り、それを使って糸を作る研究を始めています。
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