更新日 : 2013-09-11 06:21:31

フェネックギツネは大きな耳と毛皮で、涼しく過ごす

なにがすごいの?

フェネックギツネは大きな耳と毛皮で、涼しく過ごす-「なにがすごいの?」画像
(C) けpiん
北アフリカの砂漠には、イヌの仲間で最も小さい動物であるフェネックギツネが生息しています。

体の大きさは約40センチメートルですが、耳の長さは15センチメートルもあります。
とてもアンバランスに見える大きな耳は、熱い砂漠という環境に適応しています。
耳の血管は体の表面に近いところを通っているので、熱を体から逃がしやすいのです。

私たちも冬は耳をつめたいと感じることが多いのではないでしょうか?
寒い地方に住むホッキョクギツネは小さい耳をしています。
逆にフェネックギツネは、多くの毛細血管を通わせた大きい耳の表面から熱を逃がし、体温の上昇を防いでいるのです。

また熱を吸収しないように、毛皮の色は白っぽく、足の裏は、熱い砂の上を歩くのが楽なように毛で覆われています。
暑い日にずっとビーチを裸足で歩いていたら大変ですよね?
フェネックギツネはお手製の砂漠用のサンダルを持っているのです。

どうやって役立てるの?

フェネックギツネの体温調節のしくみは、とてもシンプルです。
フェネックギツネも私たちも同じ哺乳類、つまり、環境によって体温を調節する恒温動物です。
周りの気温の変化に対して、血液の流れを調節することで体温を一定に保っています。
暑いとき、恒温動物は血流を活発にして体温の上昇を防ぐのです。
フェネックギツネは、体温が上昇したときは耳への血流を増やし、大きな耳から急速に熱を外へ逃します。

どんな技術開発ができるの?

心臓の病気の手術をするときは、心臓を停止し、血液の流れを止めなければなりません。
手術中は人工心肺という装置で、心肺の代行や、血液の循環を維持する必要があります。
人工心肺装置では、体温調節は熱交換器により温度調節を行います。

フェネックギツネの構造的な熱交換のしくみは、新しいシンプルな熱交換器の開発に役立つかもしれません。
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